便利な使い方

Ubuntu,Debian,CentOS,Fedora対応

通常はコマンドの出力は端末(Terminal)に表示される。また、リダイレクトを使ってファイルへの出力を切り替えたときは端末(Terminal)に表示されない。
ただし、「tee」コマンドを使うことで端末(Terminal)に表示しつつ、ファイルにも保存できる。

 

teeコマンドの書式

書式
tee [オプション] [ファイル…]

 

teeコマンドの主なオプション

オプション 説明
-a ファイルの末尾に追加保存する。

 

teeコマンドの使用例

端末(Terminal)に表示しファイルに保存する

lsコマンドの実行結果を端末(Terminal)に表示しファイルに保存する。

$ ls | tee file

 

端末(Terminal)に表示しファイルの末尾に上書き保存する

lsコマンドの実行結果を端末(Terminal)に表示しファイルの末尾に上書き保存する。

$ ls | tee -a file

 

参照元情報

Linuxコマンドブックビギナーズ第5版
Linuxコマンドブック
ビギナーズ第5版