プログラムの管理

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psコマンドの書式

書式
ps [オプション] [プロセスID]

 

psコマンドの主なオプション

オプション 説明
u ユーザー名と開始時刻を表示する。
a 全ユーザーのプロセス情報を表示する。
x 制御端末のないプロセス情報(デーモンなど)を表示する。
l 詳細情報を表示する。
f 親子関係をツリーを表示する。
w プロセス情報の桁数を増やす
j 親プロセス、プロセスグループなどの情報を表示する。
m メモリ状態を表示する。
t(tty) 端末(tty)が制御するプロセスのみを表示する。
U (user) ユーザー(user)が実行しているプロセスのみを表示する。

 

psコマンドの主な表示項目

表示項目 説明
USER ユーザー名
UID ユーザーID
PID プロセスID
PPID 親プロセスID
TT, TTY 制御端末
STAT
プロセスの状態 説明
R 実行可能状態
S スリープ状態
I アイドル状態
D ディスク内
T 停止状態
Z ゾンビ状態
TIME CPU時間
COMMAND, CMD コマンド
%CPU CPU利用率
%MEM メモリ利用率
SIZE 仮想イメージの大きさ(text+data+stack)
RSS 常駐セットの大きさ
START 開始時間
FLAGS フラグ
NI プロセスの優先度(nixe値,p.90)
WCHAN プロセスが休眠状態のときのカーネル関数名
PAGEIN ページフォルトの回数
TSIZ テキストサイズ
DSIZ データサイズ
LIM メモリの制限

 

psコマンドの使用例

プロセスID500のプロセス状態を表示する

$ ps 500

 

xeyesプログラムのプロセス状態を表示する

$ ps auxw | grep xeyes

 

端末エミュレータ(pts/1)が制御するプロセスを表示する

$ ps t1

 

すべてのプロセスをツリー状に表示しlessコマンドで見る

$ ps auxf | less

 

参照元情報

Linuxコマンドブックビギナーズ第5版
Linuxコマンドブック
ビギナーズ第5版