
Ubuntu,Debian,CentOS,Fedora対応
ファイルの基本的な考え方
Linuxにおいて、コンピューター上でのデータには多くの種類がある。たとえば、文章や画像、音声や動画、メールなど。これらはすべて基本的に「ファイル」として扱われる。
通常は別々に扱われる多くのデータ形式を一括して「ファイル」としてまとめることで基本的な操作を共通方法として行えることがメリットである。
データ名 | 形式 |
---|---|
文章 | txt, pdf, xlsx, ods … |
画像 | jpg, png, gif, tif, … |
音声 | mp3, wav, ogg, mp4, … |
動画 | avi, mov, wma, mp4, … |
メール | eml, … |
上記以外にも多くのデータ形式があるがすべて「ファイル」として扱う。
ディレクトリの基本的な考え方
Linuxにおいて、通常ではファイルは分類ごとにまとめて保管する。そのときの置き場所のことを「ディレクトリ」という。ディレクトリはフォルダといわれることも多く、ディレクトリの中にディレクトリを置くことも可能でこれをツリー構造という。これは木を逆さまにしたときの形からつけられた名称。幹の部分になるはじめのディレクトリのことを「ルートディレクトリ」という。
ファイルとディレクトリの操作
ファイルの内容を変更したりするのはそれぞれのデータ形式を扱うアプリケーションで行うが、ファイルそのものやディレクトリを扱うのはLinuxコマンドになる。
コマンドでの操作
今いるディレクトリにあるファイルやディレクトリを表示する。/付きがディレクトリ。
$ ls -F
file
dir/
参照元情報