もっとファイル操作

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chmodコマンドの書式

書式1
chmod [オプション] モード設定 ファイル…
書式2
chmod [オプション] モード設定 ディレクトリ…

 

chmodコマンドの主なオプション

オプション 説明
-R サブディレクトリを含めて変更する。

 

パーミッションの見方

例) -rwrr-xr-x
-(ファイルの種類)rwr(所有者(オーナー))r-x(所属グループのユーザー)r-x(その他のユーザー)の状態を表している。
各状態は左から「読み取り(r)」「書き込み(w)」「実行(x)」の状態を表している。「-」は許可されていない状態。

設定方法 ファイルの種類 所有者(オーナー) 所属グループのユーザー その他のユーザー
オペレータ rwr r-x r-x
8進法 7 5 5
許可状態 読み出し・書き込み・実行 読み出し・不許可・実行 読み出し・不許可・実行

 

パーミッションの指定方法(オペレータ)

例)その他のユーザーの読み出しを許可しないモード設定は→o-r

対象

記号 説明
u 所有者(オーナー)
g 所属グループのユーザー
o その他のユーザー
a 全対象のユーザー

 

設定方法

記号 説明
+ 追加する。
削除する。
= 新たに設定する。

 

許可条件

記号 説明
r 読み出しを許可する。
w 書き込みを許可する。
x 実行を許可する。
許可しない。

 

オペレータと8進法の許可状態の割当表

rwx 8進法
--- 0
--x 1
-w- 2
-wx 3
r-- 4
r-x 5
rw- 6
rwx 7

 

chmodコマンドの使用例

オペレータでパーミッションを変更する

ファイルfileのオーナーを書き込み可能に変更する。

$ chmod u+w file

 

8進法でパーミッションを変更する

ファイルfileのパーミッションを644に変更する。

$ chmod 644 file

 

参照元情報

Linuxコマンドブックビギナーズ第5版
Linuxコマンドブック
ビギナーズ第5版