アプリケーションの管理
-CentOS- | -Ubuntu-

Linuxでアプリケーションをインストールするには

  1. ソースファイルを手に入れ、コンパイルしてからインストールする。
  2. パッケージファイルを手に入れ、インストールする。

ソースファイルを手に入れ、コンパイルしてからインストールする流れ

ソースファイルを手に入れ、コンパイルしてからインストールする流れ

  • make installの処理はroot権限が必要。
  • ./configureスクリプト、makeを実行するときは、root権限は必要ない。

ソースファイルからのインストールの例

tarの実行

例としてtestというコマンドを使えるようにする。
ソースファイルが格納されているアーカイブフィルを展開する。

$ tar xzvf test-5.2.tar.gz

cdの実行

カレントディレクトリを展開先に移動する。

$ cd test-5.2

./configureの実行

./configureスクリプトを実行し、Makefileを生成する。

$ ./configure

makeの実行

makeを実行し、コンパイルする。

$ make

make installの実行

生成された実行ファイルなどをインストールする。

$ sudo make install

test -hの実行

testコマンドがインストールされたことを確認するためにヘルプを表示する。

$ test -h

 

パッケージファイルを手に入れ、インストールする

ソースファイルを手に入れ、コンパイルしてからインストールするには、アプリケーションによって手順が違ったり、依存関係をユーザで確認するので作業が複雑になる。

そこで、各ディストリビューションでパッケージ管理システムが用意されている。

Linuxでは「RPMパッケージ管理システムのRPM形式」「Debianパッケージ管理システムのdeb形式」の2つのがある。

2つの形式にはリポジトリ(パッケージを公開しているサーバ)からファイルを取得するコマンドがある。

Linuxのパッケージ管理システム

パッケージ管理システム Debaianパッケージ管理 RPMパッケージ管理
ディストリビューション Dabian, Ubuntuなど Red HatEnterprise,
Fedora, CentOSなど
ファイルの拡張子 ~.deb ~.rpm
ローカルファイル/
パッケージを扱うコマンド
dpkg, dpkg-reconfigure rpm
リポジトリを利用するコマンド apt, apt-get, apt-cache, aptitude yum
リポジトリ利用の設定ファイル /etc/apt/sources.list /etc/yum.conf
/etc/yum.repos.d/*

 

参照元情報

LinuCレベル1 合格教本
LinuCレベル1 合格教本