ファイル管理
-CentOS- | -Ubuntu-

ワイルドカード

ワイルドカードとは特殊文字を使ってパターンによるファイル指定をするときの、特殊文字このと。

 

ワイルドカードとして使える特殊文字

構文 意味
* 指定した位置に0文字以上の任意の文字
? 指定した位置に1文字の任意の文字
[n], [n-n] 指定した位置に[]内に含まれる文字。ハイフンで連続文字の指定。
[!n], [!n-n] 指定した位置に[]内に含まれない文字。

 

ワイルドカードを使ってファイルを指定する

lsコマンドの実行(CentOS)

*のとき

[user@host ~]$ ls *.txt -1-
file.txt file2.txt file3.txt filea.txt fileabc.txt fileb.txt
  1. 全ての.txtファイルを表示する。

?のとき

[user@host ~]$ ls file?.txt -1-
file2.txt file3.txt filea.txt fileb.txt
  1. fileの後に1文字の任意文字がある.txtファイルを表示する。

[2]のとき

[user@host ~]$ ls file[2].txt -1-
file2.txt
  1. fileの後に2が含まれる文字がある.txtファイルを表示する。

[!0-9]のとき

[user@host ~]$ ls file[!0-9].txt -1-
filea.txt fileb.txt
  1. fileの後に0から9までの文字がない.txtファイルを表示する。
 

lsコマンドの実行(Ubuntu)

*のとき

user@host:~$ ls *.txt -1-
file.txt file2.txt file3.txt filea.txt fileabc.txt fileb.txt
  1. 全ての.txtファイルを表示する。

?のとき

user@host:~$ ls file?.txt -1-
file2.txt file3.txt filea.txt fileb.txt
  1. fileの後に1文字の任意の文字がある.txtファイルを表示する。

[2]のとき

user@host:~$ ls file[2].txt -1-
file2.txt
  1. fileの後[2]が含まれる文字がある.txtファイルを表示する。

[!0-9]のとき

user@host:~$ ls file[!0-9].txt -1-
filea.txt fileb.txt
  1. fileの後に0から9までの文字がない.txtファイルを表示する。

 

参照元情報

LinuCレベル1 合格教本
LinuCレベル1 合格教本